【脈拍数50回未満の徐脈】観察すべき症状と対応!緊急度の判断!

【急変時の看護】急変対応!

こんにちは。パッチSmileです!

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今回は、徐脈のある患者さんと出会った時に、緊急性が高いのかどうなのか、症状から判断していきましょう!

徐脈の患者さんを見た時に、どんな症状を観察してどう緊急性を判断するのか。

そして何を準備すべきなのかそこが大事なんですよね。

ここでは症状がない患者さんでも、こんな症状が出てしまったら良くない、急ぐべきって所も踏まえて説明していきます。

ここでの徐脈は成人の徐脈としてご理解下さい

徐脈とは!

徐脈は、通常心拍数60回/分以下のことを指します。

徐脈が症状の原因である場合は、心拍数50回/分未満となります。

ここでは、ガイドラインも踏まえて、心拍数50回/分未満を徐脈とさせて頂きます。

観察すべき症状!

徐脈を見た時に、症状があるのかないのかで緊急度が異なってきます

心拍数50回/分未満の患者さんを見た場合、緊急度を判断するための観察すべき重要な症状ってあるんですよね。

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徐脈を見た時に、何を観察すべきなのか、ここ重要なので覚えておいて下さいね。

心拍数50回/分未満・観察すべき症状!
  1. 血圧は低くなっていないか?
    低血圧!
  2. 意識障害がおこってないか?
    急性意識障害!
  3. 蒼白・冷汗・虚脱・脈拍微弱・呼吸不全などがないか?
    ショック徴候!
  4. 胸痛・胸部圧迫感・息苦しさ・嘔気・嘔吐などがないか?
    虚血性胸部不快感!
  5. 呼吸困難・咳き込み・動悸・冷汗・チアノーゼなどがないか?
    急性心不全!

心拍数50回/分未満でこれらの症状があった場合は、症候性徐脈といい緊急を要するので直ちにDr.callが必要です。

心拍数50回/分未満!やるべきことは?

心拍数50回/分未満の患者さんをみた場合、準備すべき物品や対応について記載しますね。

心拍数50回/分未満、準備すべき物品や対応!
  1. 呼吸を補助するための物品準備
    酸素マスクや鼻カニューレ、バックバルブマスクやジャクソンリースなど
  2. モニター類の装着
  3. 末梢静脈ルート確保
  4. 12誘導心電図検査
  5. アトロピン、ドパミン、アドレナリンなどの薬剤準備
  6. ペーシング機器の準備
  7. 症状が増悪していないか定期的に観察

99%成功する末梢静脈のルート確保についてはこちらをご参照下さい!

まとめ!

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心拍数50回/分未満の徐脈の場合!
1低血圧
2急性意識障害
3ショック徴候
4虚血性胸部不快
5急性心不全
などの症状がある時は、直ちにDr.callして必要物品を準備しながら対応する必要があります。

最後に!

ここでは徐脈患者さんの症状からみた緊急度の判断についてポイントを絞って解説しました。

頻脈の患者さんを見た時に観察すべき重要な症状や対応については、こちらをご参照下さい。

徐脈などの不整脈により意識消失もおこります。意識消失についてはこちらで説明していますのでご参照下さい。

知識があれば何でもできる。
臨床頑張って下さいね!応援してます!

パッチSmile!

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