こんにちは。パッチSmileです!
経管栄養チューブって部署や医療機関によっては、あまり挿入する機会がないかもしれません。
経管栄養チューブって看護技術の1つなんですよね。
看護師が経管栄養チューブを挿入している医療機関もあるかと思います。
そこでちょっと質問でーす。
経管栄養チューブが上手く入らないんですけど、何かいい方法ないですかー。
ありますよー。
この記事を読むと、間違いなく経管栄養チューブが99%入るようになります。
本記事の内容!
『経管栄養チューブ』
入らない時の対処法3つの条件!
- 1つ目の条件は頭部を前屈する!
- 2つ目の条件はチューブから出る音に耳を傾ける!
- 3つ目の条件は必ず入ると思い込む!
この記事を書いているパッチは脳神経外科病棟を数年間経験しました。
経管栄養チューブは定期的に交換していたので、何度も入れ替えを行ってました。
詳しいプロフィールはこちらから。
そんなパッチが解説していきます。
それでは、最も重要な1つ目の条件から説明していきますね。
1つ目の条件は頭部を前屈する!
ここが最も重要なんですよね。
これができなきゃ入らないってくらい重要なポイントです。
頭部前屈は気道確保の逆なんですよね。
頭部を後屈した状態だと気道が確保されてしまいます。
頭部が後屈された状態で経管栄養チューブを挿入すると、気管に入ってしまうんですよね。
なので気管を閉じて食道が開くイメージ。
それが頭部前屈になります。
最初にベッドアップして体位を整えますよね。
右効きの人は、患者さんの頭の後ろを左手で支えて、頭部を前屈させます。
もう左手の血管固定が最も重要な末梢静脈ルート確保と一緒ですね。
この左手が大事なんですよね。
しっかり頭の後ろを支えて、前屈させることが最も重要です。
2つ目の条件はチューブから出る音に耳を傾ける!
これも、結構重要なんですよね。
チューブを挿入している時に、挿入部ではない逆側のチューブの先端に耳を傾けるんですよね。
チューブからエアーが出てこないか、耳を澄まして聞きながら挿入するんですよね。
呼吸がチューブから入ってくるとエアーが漏れ出すんですよね。
気管に入ったらエアーがブシュって出てくるので、その位置で少し戻します。
その位置が気管と食道の分岐部なんですよね。
そこで頭部を前屈させて、気道を狭くします。
そして嚥下と同時に、一気に食道へ挿入します。
これで入りましたよね。
それでも入らなかったら、エアーがブシュって出てくる位置の少し手前に戻します。
その位置が気管と食道の分岐部なので、頭部をしっかり前屈させて嚥下のタイミングに合わせて挿入してみて下さい。
もしそれでも入らない時は、反対側の鼻腔に変えて挿入してみて下さいね。
大丈夫です。必ず入ります!
3つ目の条件は必ず入ると思い込む!
これね。末梢静脈ルート確保の記事を読んでくれている方は、ご存じかと思います。
絶対入るっていう自信を持って行うこと。
自信がないと食道が逃げちゃうんですよね。
それはないですね。食道は逃げないですよ。
それは冗談ですけど、本当に自信は成功のもと。
それを言うなら失敗は成功のもとではないですか?
冗談はこれくらいに。
本当に自信を持って行ってみて下さい。
『思考は現実化します』
まとめ!
- 経管栄養チューブの挿入は、左手の頭部前屈で決まる!
- 気管と食道の分岐部の位置をエアーで確認し、頭部を前屈させ嚥下と同時に挿入する!
- 絶対に入るっていう意気込みを持って挿入する!
最後に!
冗談にも付き合ってくれてありがとうございました。
『経管栄養チューブの挿入』
- 左手で頭部前屈!
- 気管と食道の分岐部の位置!
- 絶対に入るっていう意気込み!
ここが重要ポイントです。
99%入る末梢静脈ルート確保の記事をまだ見ていない方は、こちらも読んでみて下さいね。
最後までありがとうございました。
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