【痙攣の看護②巻】強直性痙攣と間代性痙攣!痙攣の原因について!

【臨床で役立つ】看護知識!

こんにちは!パッチSmileです。

痙攣には種類があります

  1. 強直性痙攣
  2. 間代性痙攣
  3. ミオクロニー痙攣
  4. 欠神発作など

ここでは、代表的な痙攣の2つの種類!

  1. 強直(きょうちょく)性痙攣
  2. 間代(かんたい)性痙攣

そして何が原因で痙攣が起こっているのかについて説明していきます!

1つ目の痙攣は強直性痙攣!

強直性痙攣は全身の筋肉が強直し四肢をつっぱり、眼球が上転した状態になるのが特徴です。

口を食いしばり無呼吸状態に陥りチアノーゼを生じることがあります。

数秒から数十秒持続します。

2つ目の痙攣は間代性痙攣!

間代性痙攣は筋肉が収縮と弛緩を交互に繰り返す状態になるのが特徴です。

四肢は屈曲と伸展を交互に繰り返しガクガクと表現されます

数十秒から1分前後持続します。

痙攣の原因は何?

痙攣の原因については、急性症候性発作を考えていく必要があります。

急性症候性発作とは!

急性全身性疾患
急性代謝性疾患(低血糖など)
急性中毒性疾患
急性中枢性疾患

(感染症、脳卒中頭部外傷急性アルコール中毒、急性アルコール離脱など)
と時間的に密接に関連して起こる発作と定義されています。

急性症候性発作の具体的な内容を記載しておきますね!

主な急性症候性発作!

脳血管障害
脳血管障害から7日以内に起こる発作

中枢神経系感染症
中枢神経系感染症の活動期に起こる
発作

頭部外傷
頭部外傷から7日以内に起こる発作

代謝性
電解質異常 低血糖 非ケトン性高血糖 尿毒症 低酸素脳症 子癇など 全身性疾患に関連して起こる発作

中毒
麻薬コカインなど)
処方薬(アミノフィリン、イミプラミンなど) 薬剤過剰摂取
環境からの曝露(一酸化炭素、鉛、樟脳、有機リンなど)
アルコール急性アルコール中毒など)に曝露している間に起こる発作

離脱
アルコールや薬剤(バルビツレート、ベンゾジアゼピンなど)の離脱に関連して起こる発作

頭蓋内手術後
頭蓋内脳外科手術の直後に起こる発作

脱髄性
急性散在性脳脊髄炎の急性期に起こる発作

多因性
同時に起きたいくつかの状況と関連した発作

まとめ!

  1. 代表的な痙攣には強直性痙攣間代性痙攣がある!
  2. 痙攣の原因については急性症候性発作を考える!

最後に!

急性アルコール中毒で痙攣を起こすことがあるので飲みすぎに気を付けて下さいね。

入院中の患者さん救急外来に搬送される患者さんの中には痙攣を起こす患者さんが数多くいます。

痙攣が起きた時の対応の仕方についてまとめてありますのでご参照下さいね。

パッチSmile!

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