【発熱時の看護】敗血症の観察qSOFAと敗血症性ショック!

【臨床で役立つ】看護知識!

こんにちは。パッチSmileです!

発熱のある患者さんは、病状が進行すると敗血症性ショックとなり、命に危険を及ぼしてしまいます。

発熱患者さんを見た時に、バイタルサインや一般状態の観察は勿論のことなんですが、観察すべき重要なことってあるんですよね。

ここでは、発熱患者さんを敗血症性ショックにさせないために、何を観察してどう対応すべきなのかを説明していきます。

ここでの発熱についてですが感染を疑う発熱として説明しています。

敗血症の定義やガイドラインが変わりましたら随時更新していきます。

発熱患者さんに注意すべき敗血症!

発熱患者さんを見たら、敗血症に注意しなければなりません。

敗血症っていうのは、感染による制御不能な宿主によって引き起こされる生命を脅かす臓器障害のことです。

敗血症が進行すると敗血症性ショックに陥り生命を脅かす状態になってしまいます。

なので、発熱がみられたら敗血症を意識して観察する必要があります。

敗血症を意識した観察qSOFAとは?

敗血症を評価するために、qSOFAという評価方法があります。

qSOFAは簡単に観察できますので覚えておいて下さいね。

qSOFA!
  1. 呼吸数22回/分以上
  2. 意識障害
  3. 収縮期血圧100mmHg以下

qSOFA3項目の内、2項目以上みられると敗血症の疑いが高くなります。

発熱患者さんを見た時!

呼吸数22回を超えていないか

意識が悪くなっていないか

血圧が100mgHg以下に下がっていないか

この3つの項目を観察が重要となります!

呼吸数の増加は急変のサインとしてまとめてありますので、こちらもご覧下さいね。

敗血症の定義!

qSOFAが2項目以上の場合、
SOFA scoreで評価する必要があります。

SOFA score!
       0点 1点  2点  3点   4点     
呼吸機能   
PaO2/
FiO2
(mmHg)
≧400<400<300<200
呼吸補助下
<100
呼吸補助下
凝固機能
血小板数
(×10³/μL)
≧150<150<100<50<20
肝機能
ビリルビン
(mg/dl)
<1.21.2~1.92.0~5.96.0~11.9>12.0
循環機能
平均動脈圧
平均血圧

70mmHg
平均血圧

70mmHg

ドパミン
>5
or
ドブタミン
投与量問わない     
ドパミン
5.1~15
or
アドレナリン
≦0.1
or
ノルアドレナリン≦0.1
(μg/kg/min)
ドパミン
>15
or
アドレナリン
>0.1
or
ノルアドレナリン>0.1
(μg/kg/min)
中枢神経 
Glasgow
Coma
Scale
1513~1410~126~9<6
腎機能
クレアチニン
(mg/dl)
尿量
(ml/日)
<1.2

1.2~1.9

2.0~3.4


3.5~4.9

<500

>5.0

<200

敗血症の定義について!
qSOFAが2項目以上、SOFA scoreが2点以上になった場合、敗血症となります。

敗血症の疑いが高くなった場合にすべき看護対応!

敗血症の病状が進行すると敗血症性ショックになってしまいます。

qSOFAで2項目以上みられ、敗血症を疑った場合は迅速な対応が必要です。

迅速な対応とは!
  1. 採血や尿、画像検査を施行する!
  2. 血液培養2セットを採取する!
  3. 痰培養や尿培養を採取する!
  4. 培養採取後に抗生剤の早期投与!

医師の指示のもと各種検査を行い、培養検体を採取し早期に抗生剤を投与する必要があります。

早期に抗生剤を投与することで、敗血症性ショックの予防につながります。

敗血症性ショックの定義!

敗血症性ショックの定義について!

敗血症性ショックの定義!
敗血症患者で①、②を共に満たすもの。
①MAP(平均血圧)≧65mmHgを維持するのに昇圧薬を要する
②血清乳酸値>2mmol/L

血圧が低下した場合はカテコラミン(ノルアドレナリン)などの昇圧剤の準備が必要となります。

まとめ!

  1. 発熱患者さんを見たら敗血症を意識して観察する!
  2. 敗血症を意識した観察とはqSOFAを用いて観察する!
  3. qSOFA2項目以上の場合は敗血症を疑い採血や採尿、画像検査を実施する!
  4. 採血や画像検査が終わったら各種培養を採取する!
  5. 各種培養を採取したら早期に抗生剤を投与する!
  6. 血圧が低下した場合はカテコラミン(ノルアドレナリンなどを投与する!

qSOFAの観察や異常の報告、医師の指示のもと各種検査の実施検体ボトルの準備や採取、抗生剤の投与など迅速な対応により敗血症性ショックを防ぐことができます。

最後に!

ここでは、発熱患者さんを見た時、敗血症性ショックを予防するためのqSOFAの評価や迅速な対応についてまとめました。

敗血症の疑いがある場合は、迅速にルート確保を行わなければなりません。

99%成功する末梢点滴ルート確保の方法についてまとめてありますので、こちらもご参照下さい。

敗血症性ショックにより病状が悪化すると心肺蘇生が必要になることもあります。

心肺蘇生についてはこちらをご覧下さいね。

最後までお疲れ様でした。

パッチSmile!

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