【気管挿管の介助】必要な物品と薬剤!挿管介助の具体的な方法!

【急変時の看護】急変対応!

こんにちは。パッチSmileです!

患者さんが急変した。
意識がない、呼吸がおかしい。
挿管するよーってこと結構ありますよね。

気管挿管をする時に、必要な物品や使用する薬剤はある程度決まっています

ここでは気管挿管に必要な物品と準備する薬剤、介助について説明していきますね。

気管挿管の時に必要な物品!

気管挿管をする前にA(気道)B(呼吸)を整える必要があります。

  1. 気道を整えるために準備する物品は吸引となります。
  2. 呼吸を整えるために準備する物品は酸素、BVM(バックバルブマスク)orジャクソンリースです。
気管挿管に必要な物品!
  1. 挿管チューブ
    サイズは年齢や性別、体系などで変わります。
    目安としては成人男性8.0mm、女性7.0mmです。
  2. 喉頭鏡
    ブレードのサイズは年齢や性別、体系などで変わります。
    目安は成人男性4、女性3です。
  3. スタイレット
  4. ゼリー
  5. 10ccシリンジ
  6. 固定テープ
  7. バイドブロック

マギール鉗子を使うことは少ないですが一応準備しておきます。

色々な場面で数多くの挿管介助についていますが、基本的にこの物品があれば大丈夫です。

気管挿管の時に使用する薬剤!

気管挿管をする時は、鎮静剤や筋弛緩薬を使用することがあります。

気管挿管の時に使用する頻度の高い薬剤!
  1. 鎮静剤!
    プロポフォールミダゾラムドルミカムなど。
  2. 筋弛緩薬!
    エスラックスマスキュラックスなど。

医療機関によって置いてある薬剤は異なりますので採用されている薬剤を準備して下さいね。

気管挿管をする時に薬剤を使用する場合は末梢静脈のルート確保が必要です。

99%入る末梢静脈ルート確保についてはこちらをご覧下さい。

気管挿管で準備すること!

気管挿管で準備しておくこと!
  1. BVMやジャクソンリースに酸素を接続し用手換気の準備する!
  2. 吸引器に吸引カテーテルを接続し吸引できるように準備する!
  3. 気管チューブの準備!
    カフが膨らむかを確認する!
    スタイレットを挿入する!
    チューブの先にゼリーをつける
  4. 喉頭鏡の準備!
    ライトの点灯を確認する!
  5. シリンジ固定テープを準備

必要に応じてバイドブロックマギール鉗子を使用することがあります。

気管挿管の介助の方法!

医師の右側で介助するとスムーズです。

気管挿管の介助の流れ!
  1. 吸引チューブを届く所に置く。
  2. 喉頭鏡を渡す。
  3. 必要時は吸引チューブやマギール鉗子を渡す。
  4. 気管チューブを渡す。
  5. スタイレットを抜いてって合図があったらスタイレットを抜く
  6. カフにエアーを入れる
  7. 必要時はバイドブロックを挿入。
  8. テープなどで固定する。

スタイレットを抜くときは気管チューブが抜けないように片手で気管チューブをしっかり持つことが大切です。

挿管チューブのサイズどこから何cm固定したかを把握しておく必要があります。例)7.0mm右口角23cm固定など。

まとめ!

  1. 挿管前に必要な物品
    酸素BVMorジャクソンリース吸引3点セット
  2. 挿管時に必要な物品
    喉頭鏡気管チューブスタイレットゼリーシリンジ固定テープバイドブロック7点セットとマギール鉗子。
  3. 挿管の時に必要な薬剤
    鎮静剤筋弛緩薬
  4. 気管挿管の介助
    医師の右側から介助するとスムーズ!
  5. スタイレットを抜く時
    片手でしっかり気管チューブを持つことが大切!

最後に!

ここでは、気管挿管に必要な物品や薬剤、準備から介助まで説明しました。

急変時は胸骨圧迫が必要になることもあります。胸骨圧迫についてはこちらをご覧下さいね。

人が倒れているのを発見したり急変した時の対応についてはこちらをご覧下さいね。

最後までお疲れ様でした。
ゆっくり休んで下さいね。

パッチSmile!

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