患者さんのSPO2を測定すると、なぜか低いなーって時ありませんか。
突然ですが質問でーす!
- SPO2の値が示す緊急性ってどう判断するの?
- SPO2が低下した時の観察ポイントは?
- SPO2が低下した時の緊急性を踏まえた対応って?
えっ?
みんなそんな疑問あります?
そういった疑問ないかもしれませんが答えていきますね。
この記事を読むと、SPO2が低下した時に緊急性を判断することができるようになります。
また、SPO2が低下した時の観察ポイントや緊急度を踏まえた対応を理解することができます。
本記事の内容
- SPO2の値による緊急度の判断!
- SPO2が低下した時に観察すべきポイント!
- SPO2が低下した時の緊急度を踏まえた対応!
3本柱でいっきまーす!
この記事を書いているパッチ!
SPO2が低下して来院した患者さんを、数多くトリアージして緊急度を判断してきました。
また、SPO2が低下した患者さんの緊急性を考慮して対応してきました。
そんなパッチが解説していきます。
それではSPO2の値による緊急度の判断から説明していきますね。
SPO2の値による緊急度の判断!
SPO2の正常値は、96~99%とされています。
今回はこの標準値をもとに、緊急度の判断について解説していきますね。
まず最初に緊急度の分類について説明していきます。
緊急度は、蘇生、緊急、準緊急、低緊急、非緊急の5つにわかれています。
緊急度は、このような分類に分かれています。
低緊急でも時間とともに、さらに状態が悪化する可能性もあるので、継続して観察していく必要があります。
SPO2の正常値は96~99%とされていますが、基礎疾患がある場合など人によって標準値は変わってきます。
病歴を確認し患者さんに合った正常値を知ることが重要です。
SPO2が低下した時の観察ポイント!
SPO2が低下した時は、呼吸状態を含めたバイタルサインや全身状態を観察する必要があります。
特に注意が必要なのは呼吸数となります。
呼吸数を観察した時に、30回の呼吸数と16回の呼吸数では緊急性がかなりかわってきてしまいます。
例えばSPO2が94%の場合!
呼吸数が16回の時と呼吸数が30回の時、明らかに呼吸数が30回の時の方が緊急性高いですよね。
ちょっと自分の呼吸を速くしてみて下さいね。
呼吸を速くすると辛いですよね。そうなんです。
呼吸が速くなっている時は、すごく辛くて異常なんですよ。
呼吸が速くなっている場合は、酸素が足りていないのを呼吸で補っています。
病状が進行するとショック状態になる可能性がありますので迅速な対応が必要です。
呼吸数の増加はショックの前兆でもあり本当に見逃すと危険なので注意が必要です。
呼吸数の増加は急変のサインとしてまとめてありますのでこちらをご覧下さいね。
SPO2が低下した時の緊急度を踏まえた対応!
パルスオキシメータのプローブが正しく装着されているかを確認します。
また、気道が閉塞していないかを確認して、痰や異物などによる気道閉塞の場合は吸引などで対応します。
プローブの確認や気道の管理は普段行っていることかと思いますので、ここでは緊急度を考慮した対応について解説していきますね。
SPO2が低下した時は先ほどの緊急度の判断を踏まえて対応していくといいですよ。
ここではSPO2の値による緊急度の判断を述べてきました。
SPO2の値だけではなく、呼吸数の増加やバイタルサイン、症状や全身状態を合わせて判断し対応していく必要があります。
SPO2が94%で準緊急だとしても、呼吸数が30回や血圧が80台など、他に異常がある場合は緊急度が変わってきます。
ここではSPO2による緊急度の判断として説明したことをご理解下さいね。
まとめ!
- SPO2の値による緊急度は、蘇生・緊急・準緊急・低緊急・非緊急の5つに分類される!
- SPO2が低下した時の観察ポイントは呼吸数が重要である!
- SPO2が低下した時は緊急度を踏まえた対応も1つの方法!
最後にメッセージ!
ここではSPO2の値による緊急度の判断について解説してきました。
SPO2以外の症状やバイタルサイン、全身状態を総合的に判断し対応していって下さいね。
最後に!
看護師になろうとした理由ってなんでした?その頃って夢がありました?その夢があった時の気持ちって、臨床で働いていくと、時が経つにつれ失ってきてしまうかもしれません。そういう時ちょっとだけ、看護師になろうとした理由を思い出してみて下さいね。
パッチSmile!
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