こんにちは。パッチSmileです!
疼痛スケールNRSって何?
NRSってどう使うの?
深在性疼痛と浅在性疼痛って?
急性疼痛と慢性疼痛の違いは?
疼痛にも緊急性ってあるの?
そんな疑問ってありませんか?
そんな疑問に答えますね。
この記事を読むと、疼痛スケールNRSの使い方を理解することができます。また、疼痛の考え方や疼痛スケールを用いた緊急度の判断ができるようになります。
本記事の内容!
- 疼痛スケールNRSとは?
- 疼痛スケールNRSの使い方!
- 深在性疼痛と浅在性疼痛とは?
- 急性疼痛と慢性疼痛とは?
- 疼痛スケールを用いた緊急度の判断!
この記事を書いているパッチ。
詳しいプロフィールはこちらから。
そんなパッチが解説していきますね。
それでは、ご覧下さい。
疼痛スケールNRSとは?
NRSとは、痛みの強さを0~10までの11段階で評価するスケールのことです。
正式名称は『Numerical Rating Scale』です。
日本では、多くの医療機関で使用していますよね。
NRSは、痛みを訴えられる患者さんに使用することが可能です。
NRSは、認知症や意識障害の患者さんなど、自分の意思を正確に訴えられない患者さんには使用することが困難となります。
疼痛スケールNRSの使い方!
疼痛スケールNRSは、0から10までの11段階で評価します。
痛みが全くない場合は0。
今までに経験したことのない最大の痛み『最悪の痛み』を10。
患者さんの痛みがどの程度なのか。
0~10の間で判断してもらいます。
痛みの閾値って、患者さんによっては、差がありますよね。
痛みに強い人もいれば、弱い人もいますよね。
患者さんの痛みが7だった後に、痛みが10に増大したのか、5に軽減したのか。
そこが重要となるんですよね。
疼痛スケールNRSの観察は、疼痛の経過をみていく上で重要となります。
疼痛の観察では深在性疼痛か浅在性疼痛かを考える!
疼痛の観察で、深在性疼痛と浅在性疼痛って何?
ちょっとそんな感じになりますよね?
易しく解説していきますね。
深在性疼痛とは?
深在性疼痛とは、体腔や臓器に由来している疼痛のこと。
生命または、四肢を失う恐れのある疾患に関連したもの。
浅在性疼痛とは?
浅在性疼痛とは、皮膚、軟部組織、筋骨格、体表臓器に由来している疼痛のこと。
生命や四肢を失う恐れがない疾患に関連したもの。
深在性疼痛の1つ、腹痛の観察についてまとめてあります。
腹痛の観察をみておくと、深在性疼痛が少し理解できるかと思います。
腹痛の観察はこちらから。
なぜ深在性疼痛と浅在性疼痛を考える必要があるのか?
深在性疼痛と浅在性疼痛では、緊急性が変わってきます。
深在性疼痛の場合、生命または四肢を失う恐れがある疼痛となります。
なので深在性疼痛の場合は緊急性が高くなってきます。
逆に、浅在性疼痛の場合は緊急性が低くなります。
疼痛の観察では急性疼痛なのか慢性疼痛なのかを考える!
急性疼痛と慢性疼痛でも緊急度が変わってきます。
急性疼痛とは?
新たに出現した疼痛のこと。
緊急性が高くなります。
慢性疼痛とは?
慢性的な疼痛のこと。
緊急性は低くなります。
ここまでの流れで何か質問ありますか?
質問がある場合はコメント欄からお願いします。
これまでの流れを踏まえて、緊急度の判断について説明していきます。
疼痛スケールを用いた緊急度の判断!
痛みの緊急度は4つに分類します。
緊急、準緊急、低緊急、非緊急。
疼痛スケール | 疼痛部位 | 急性or慢性 | 緊急度 |
8~10 | 深在性 | 急性 | 緊急 |
慢性 | 準緊急 | ||
浅在性 | 急性 | 準緊急 | |
慢性 | 低緊急 | ||
4~7 | 深在性 | 急性 | 準緊急 |
慢性 | 低緊急 | ||
浅在性 | 急性 | 低緊急 | |
慢性 | 非緊急 | ||
0~3 | 深在性 | 急性 | 低緊急 |
慢性 | 非緊急 | ||
深在性 | 急性 | 非緊急 | |
慢性 | 非緊急 |
なぜ緊急度の判断が重要なのか?
なぜ、緊急度の判断が重要なの?
深在性急性疼痛スケール8~10は、緊急性が高いんですよ。
生命に係わる事態になっている可能性があるんですよね。
なので、直ちに医師へ報告、迅速な治療介入を行っていく必要があります。
医師への報告の仕方についてはこちらから。
疼痛の観察:まとめ!
- 疼痛スケールNRSは0~10で評価する!
- 疼痛は、深在性疼痛か浅在性疼痛かを考える!
- 疼痛は、急性か慢性かを考える!
- 疼痛の緊急度は、疼痛スケールと部位、発症時期を踏まえて判断する!
- 緊急性が高い場合は、直ちに医師へ報告し、迅速な治療介入が必要となる!
最後に!
疼痛スケールは、NRS以外にもVAS、VRS、FPSなど色々ありますが、ここでは割愛させて頂きます。
緊急性を考える時に、患者さんが痛みを訴えられない場合、FPS(フェイスペインスケール)などで評価しても大丈夫です。
FPS8~10、急性深在性疼痛が考えられる場合は、緊急性が高いですよね。
何が起きているのか、アセスメントして、直ちに医師へ報告する必要があります。
医師への報告の仕方についてはこちらからも入れます。
患者さんにとって痛みは、凄く辛いことですよね。
痛みを緩和することも、凄く大切なことかと思います。
ここでの疼痛は、緊急度の判断として説明したことをご了承下さいね。
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パッチSmile!
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